COLUMN
【広島県庄原市】他社が匙を投げた「畑」の壁
6年の重荷を下ろし、家族の未来を守った決断
種別:戸建 エリア:広島県庄原市東城町 築年月日:不詳 建物面積:約120㎡ 土地面積:約240㎡ 空き家期間:約6年 駐車場:なし 残置物:あり
6年間放置された思い出と、迫り来る「負動産」への恐怖
ご家族の思い出が温かく刻まれた母屋と、それに寄り添う車庫。しかし、その家には6年もの間、誰も住んでいませんでした。かつての生活の息遣いと、当時のまま残された荷物だけが、静かに時を止めていたのです。
広大な敷地は、定期的な草刈りや建物の 換気など、絶え間ない手入れを要求します。年を追うごとに、その管理の負担は売主様の肩に重くのしかかっていました。しかし、売主様を最も深く苦しめていたのは、母屋と車庫の間に介在する「地目が畑の土地」の存在でした。
すべてをまとめて手放したいと切に願うものの、「畑が含まれているから」という理由だけで、買取業者や仲介業者からは次々と断られる日々。「一体、どうやって手放せばいいのか…」。いずれご自身が管理できなくなった時、この広大な土地が「負動産」として大切な息子たちを苦しめることになるのではないか。終わりの見えない不安の連鎖に、売主様の心は深く沈み込んでいました。
他社が断る物件にこそ、私たちTriiku(トリイク)が介在する意義がある
「もう、どこに相談しても断られるのではないか」そんな諦めにも似た思いを抱えながら、売主様はすがるような思いでTriiku(トリイク)へご連絡をくださいました。
お電話口から伝わってくる、深い疲労感と戸惑い。お話を伺う中で、私は直感しました。「他社が見放し、お客様がここまで苦しんでいる物件こそ、私たちが救わなければならない」と。私たちTriiku(トリイク)は、物件を単なる「不動産」として扱うことはありません。それは売主様の大切な「人生の歴史」です。だからこそ、どんなに複雑な事情が絡み合っていようとも、決して背を向ける選択肢は私たちTriiku(トリイク)にはありませんでした。
立ちはだかる「畑」の壁。行政を巻き込み、まるごと引き取る執念
問題の核心は、敷地内に介在する「畑」の法的な扱いにありました。私たちTriiku(トリイク)はすぐさま行動を起こし、管轄の農業委員会へと駆け込みました。
行政との折衝を重ね、地目変更の可否を徹底的に調査し、複雑に絡み合った手続きの流れを一つひとつ明確に解きほぐしていきました。そして、確かな道筋を立てた上で、売主様にこうお伝えしたのです。
「煩雑な手続きも、6年前からそのままになっている生活のお荷物も、すべて私たちTriiku(トリイク)にお任せください。何の心配もいりません。この状態のまま、まるごと引き取らせていただきます」
それは、長年売主様を縛り付けていた物理的な負担と、精神的な重圧から、完全に解き放たれた瞬間でした。
「心残りがなくなりました」重荷を下ろした安堵の笑顔
無事に契約を終えた日。売主様の表情からは、長年背負っていた憑き物が落ちたように、穏やかで柔らかな笑みが溢れていました。
「北村さんのご提案がなかったら、ずっと所有し続け、いつかはこの『負動産』を相続し、息子たちも大変な目にあっていたと思います。最初のお電話から親身になってお話を聞いてくださり、最後まで手放す提案を模索し続けていただいたこと、本当に感謝しています」
そして、深く、安堵の息を吐き出しながらこう付け加えられました。「心残りがなくなって、本当に安心しました」
その言葉こそが、私たちTriiku(トリイク)空き家問題に最前線で取り組む理由であり、何よりの誇りです。6年間止まっていた時間が再び動き出し、売主様とご家族の新たな人生のページが開かれたのです。
担当者メッセージ
担当:北村
初めてお電話でお話を伺った時、売主様の声には「どうにもならない」という深い絶望感と、「息子たちに苦労をかけたくない」という切 実な親心が滲んでいました。どれほど一人で苦しまれてきたか、胸が締め付けられる思いでした。
農業委員会とのやり取りや法的な調整は、決して一筋縄ではいきません。しかし、「絶対に解決策を見つけ出し、お客様を救う」という情熱だけは誰にも負けないと自負しています。他社が逃げ出すような困難な物件にこそ、深い人間ドラマがあり、私たちTriiku(トリイク)が真に必要とされる場所があるからです。
「心残りがなくなって安心しました」。その一言を頂けた時、不動産という枠を超え、一人の人間の人生の重荷を下ろすお手伝いができたのだと、熱いものが込み上げました。これからも、私は決して諦めません。皆様の「心の重荷」を「希望」へと変えていくために、全力で伴走し続けます。どんなに困難な状況でも、まずは私にご相談ください。

